地方地図へ戻る ワイン一覧


カステッロ・ディ・モンサント
イタリア/トスカーナ


創始者ファブリッチオ・ビアンキ
 カステッロ・ディ・モンサントの歴史は比較的新しく、アルド・ビアンキが1961年、フィレンツェとシエナの間にある土地と城館を買い取ったことに始まります。この城館はフィレンチェのパローニ家が1750年に建設したものです。アルド・ビアンキはこの非常に素晴らしい景色を愛していました。エルッサ・ヴァレーの頂上にある城館のテラスからビアンキ家の発祥の地、サンジミジャーノの有名なタワーを眺めることができます。ここはキアンティ・クラッシコ地区の西部にあたり、糸杉とオリーブの木にまじってブドウ畑が広がっています。


 アルド・ビアンキの息子でミラノの近くで織物手工業を営み成功をおさめていたファブリッチオ・ビアンキは、ビアンキ家がこの土地を取得後すぐに、全くの異業種であるワインの世界に飛び込みました。彼はワイン造りを情熱を持って独学で学んだと言います。フランス語で書かれたテキストを読み、数年のうちにあらゆる醸造技術を身に付けたのです。彼がカステッロ・ディ・モンサント社の創始者になります。


サンジョヴェーゼへの情熱
 彼は、優雅さと気品を備え、なおかつしっかりとした骨組みと長期熟成に耐える力強さを兼ね備えたブドウ品種はサンジョヴェーゼしかないと信じ、1968年、キアンティ・クラシコ・リゼルヴァ・イル・ポッジォに白ブドウを使用することをやめました。90パーセントのサンジョヴェーゼに、カナイオーロとコロリーノを合わせて10パーセント用いるという品種構成は、サンジョヴェーゼ100パーセントのキアンティ・クラシコが認められた今日でも変えていません。同社には1974年が初ヴィンテージの、サンジョヴェーゼ100パーセントからなるヴィーノ・ダ・ターヴォラ・ファブリッチオ・ビアンキがあります。
カステッロ・デ・モンサント


バリックの熟成庫
自社畑
 72ヘクタールの自社畑には、作付け比率で90パーセントにもおよぶサンジョヴェーゼをメインに、カナイオーロとコロリーノが植えられ、トレッビアーノやマルヴァジーアなどの白ブドウ品種も若干ながら栽培されています。また、1970年代からはカベルネ・ソーヴィニョンやシャルドネなどの国際品種も植えられ、カベルネ・ソーヴィニョン100パーセントのネモや、シャルドネ100パーセントのファブリッチオ・ビアンキ・シャルドネといったヴィーノ・ダ・ターヴォラが誕生しました。


 今日、会社の運営には長女のラウラも参画し、セールスとPRの面で父ファブリッチオをサポートしています。