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新しい醸造施設

ルイ・ジャド
ルイ・ジャドのドメーヌ
シャトー・デ・ジャック

 1996年、ルイ・ジャド社はボーヌ郊外に新しい醸造施設、ラ・サブリエールの建設を開始し、1997年ヴィンテージの醸造に間に合うよう、翌年8月末に完成させました。 醸造施設は同心円上に木製の開放桶と自動櫂突き装置の付いたステンレスタンクが並ぶ、特異なレイアウトがとられています。
新しい醸造施設
”ラ・サブリエール”


赤ワインの醸造
 ブドウはすべて手摘みです。まずブドウ畑の中で完熟した健全なものだけを選別し、重みで潰れないよう小さなカゴに入れて醸造施設まで運ばれます。収穫されたブドウはさらに選果台の上で入念に選り分けられます。
 赤ワイン用のピノ・ノワールは90パーセント除梗し、破砕せずにステンレス製のチューブで木製の開放桶、あるいは自動櫂突き装置の付いたステンレスタンクへと送られます。天然酵母による、ほぼ30日間の醸し発酵から、ワインに最大限の抽出が行われます。この発酵の間、各発酵タンクでは1日に2回の櫂突きがなされます。
 アルコール発酵の済んだワインはオークの小樽(228リットル)に移され、マロラクティック発酵が始まります。オーク樽による熟成はアペラシオンにより10〜20カ月。ルイ・ジャド社では毎年30パーセントの小樽を新品に変えています。瓶詰めに際しては一切の清澄をせず、ろ過も必要な場合に最小限施すにとどめ、ワインのありのままの姿を瓶の中に封じ込めているのです。

白ワインの醸造
 収穫、選果は赤ワインの場合と同様です。赤ワインではピノ・ノワールを90パーセント除梗しましたが、白ワイン用のシャルドネは全房のまま圧搾機で搾汁します。果汁はステンレスタンクに数日間静置され、不純物を沈殿させます。
 発酵が始まったらすみやかにオークの小樽に移し、アルコール発酵とマロラクティック発酵が続けられます。同じ樽の中でアペラシオンに応じて10〜20カ月間寝かされ、瓶詰め前に軽い清澄作業が行われます。