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シャトー・デ・ジャック
フランス/ボージョレ

ルイ・ジャド
ルイ・ジャドのドメーヌ
新しい醸造施設

 オーディナリーなACブルゴーニュからグラン・クリュに至るまで、絶えず高品質なワイン造りに専念してきたルイ・ジャド社は、1996年、その範図をボージョレ地区にまで拡大しました。ボージョレ地区のムーラン・ナ・ヴァンで、最も名声を誇るシャトー・デ・ジャックを入手したのです。


醸造
 この30年余り、ボージョレの醸造にはマセラシオン・カルボニック(炭酸ガス浸漬法)が一般に用いられ、軽くフルーティーなワインが造られてきました。しかし、伝統的なボージョレは造りが異なります。コート・ドール地区のピノ・ノワールのようにボージョレ地区のガメイは尊ばれ、除梗をし、開放桶に入れたブドウを櫂棒で突きながら、醸し発酵させていたのです。そのような旧来の造り方にこだわるボージョレの生産者は数えるほどに減ってしまいましたが、シャトー・デ・ジャックはその数少ない生産者のひとつです。
ムーラン・ナ・ヴァン


自社畑とワイン造り
 シャトー・デ・ジャックはムーラン・ナ・ヴァンに27ヘクタールの自社畑を所有し、中でも際立った特徴をもつ5つの畑は単独で栽培醸造されます。それらの畑には、クロ・デ・ロシュグレ、クロ・デュ・グラン・カルクラン、シャン・ド・クール、ラ・ロッシュ、クロ・デ・トランの名前が付けられています。また、所有畑の一部にはシャルドネも植えられており、ボージョレ・ヴィラージュ・ブランのグラン・クロ・ド・ロワズ、ブルゴーニュ・ブランのクロ・ド・ロワズと、2種類の白ワインも生産されています。
 赤ワインの醸造はもちろん伝統的な手法を用いていますが、さらにシャトー・デ・ジャックならではの特筆すべき点として、発酵後のワインを新樽で熟成させていることがあげられます。通常のムーラン・ナ・ヴァンでは、ワインの一部を新樽に詰めて8〜9カ月、5つの単独畑に関しては、100パーセント新樽で丸1年熟成させています。このようにして、一般的なボージョレとは一線を画す、力強く、また熟成にも耐えるムーラン・ア・ヴァンができあがるのです。
 さらに1998年、シャトー・デ・ジャックから数キロ離れた場所に、新醸造所のラ・コンボー・ジャックを建設しました。ここではおもにボージョレ・ヴィラージュ・コンボー・ジャックが生産されます。