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ピオ・チェーザレ
イタリア/ピエモンテ


バルバレスコのイル・ブリッコ畑
 ピオ・チェーザレ社は、1881年、ピエモンテ地方のアルバに創立したワイン生産者です。創業者ピオ・チェーザレは、「量は少なくとも良い品質のワイン」をモットーとし、その志は4代目にあたるピオ・ボッファにまで受け継がれています。


自社畑
 ピオ・チェーザレ社はピエモンテ地方に30ヘクタールの自社畑を所有し、そこで収穫されたブドウから年間15000ケースのワインを造っています。同社の所有畑はセッラルンガ・ダルバとトレイゾにあり、前者にはバローロ・オルナートが、後者にはバルバレスコ・イル・ブリッコの単一畑が含まれています。また、ピオ・チェーザレの時代から120年にわたって契約を続けている栽培農家からのみブドウを購入し、年間10000ケースのドルチェット・ダルバやネッビオーロ・ダルバ、バルベーラ・ダルバの生産も行なっています。


ワイン造り
 伝統的な大樽による長期熟成から、バリックと呼ばれるオークの小樽へと変わってきたピエモンテ地方のワイン造りのなかで、ピオ・チェーザレは中道を進んでいる、と言って良いでしょう。新樽を多用した現代風の味わいは避け、ネッビオーロをはじめとするピエモンテ地方の品種特性を尊重しつつ、柔らかみのある味わいに仕上げています。

 例えば、バローロ・オルナートやバルバレスコ・イル・ブリッコでは、全体の60パーセントをバリックで熟成させ、そのうちの3分の2が新樽です。また、スタンダードなバローロ、バルバレスコの場合、約30パーセントがバリックによる熟成で、新樽率は50パーセントです。
 
バローロの大樽熟成


厳しくブドウをチェックするピオ・ボッファ社長
 天候に恵まれなかった1992年。ピオ・チェーザレ社では、オルナートとイル・ブリッコの単一畑名ワインを造らず、ワインはすべてスタンダードのバローロ、バルバレスコにブレンドしてしまいました。また、厳しい選果を行なった結果、収穫量は例年の40パーセントに過ぎませんでした。今なお、創業者ピオ・チェーザレの、量よりも品質を重んじる姿勢が貫かれているのです。