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Toscana
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 産地説明


トスカーナ
 フィレンツェとシエナの2大都市を擁するトスカーナ地方には、芸術や文化の貴重な遺産もさることながら、イタリアを代表するワインが集中しています。20にも満たないDOCGのうち6つがこの州に集中しているのです。最も有名なのはキアンティです。また、これまで棲み分けがはっきりしておらず、キアンティのサブゾーン的な扱いを受けてきたキアンティ・クラッシコは、最近になって単独のDOCGを獲得することに成功しました。ほかにも、ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ(キアナ牛のTボーンステーキ)にピッタリのブルネッロ・ディ・モンタルチーノや、ヴィーノ・ノビレ・ディ・モンテプルチアーノ、カルミニャーノなどの赤ワイン、ヴェルナッチャ・ディ・サンジミニャーノの白ワインがDOCGに認定されています。
 このようなDOCGの宝庫であるにもかかわらず、トスカーナ地方は高級ヴィーノ・ダ・ターヴォラがたくさん造られており、生産量の少なさから、きわめて高価な値段で取り引きされています。これらの高級ヴィーノ・ダ・ターヴォラはスーパー・トスカーナと呼ばれています。スーパー・トスカーナは、DOCやDOCGで認められていないカベルネ・ソーヴィニヨンを主体に使用したワインであったり、この地方の代表品種であるサンジョヴェーゼとのブレンドであったりします。また、かつてはサンジョヴェーゼ100パーセントのキアンティ・クラッシコが認められていなかったため、そのようなワインをヴィーノ・ダ・ターヴォラとして売り出している生産者もいました。法改正によってキアンティ・クラッシコが名のれるようになった今でも、あえてヴィーノ・ダ・ターヴォラを選んでいるワインも見受けられます。これらのワインの多くは、伝統的な大樽による長期熟成をやめ、バリック(オークの小樽)で比較的短期間熟成させる傾向にあります。