歴史
1920年にモーゼル地方でワイン商を立ち上げたカール・レーは、その利益を基に近代的な醸造技術を取り入れたワイナリーを設立し、自らワイン造りを開始しました。
一方、ヘルマン・ケンダーマンは、1947年にライン地方のビンゲンにドイツワインを輸出する貿易商を設立し、1965年には息子達とともにワイナリーを取得して、ワイン造りを始めました。ラインヘッセン、フランケン、ラインガウ、モーゼル、ナーエ等の畑のブドウから造られるワインは、アメリカ・カナダ・英国等へ輸出され、特にブラック・タワーは最も大きな成功を収め、市場はアジアや南米にも拡大していきました。
カール・レーの孫である、3代目カール・レーは、ドイツでのワイン生産に加え、1995年にルーマニアにもワイナリーを設立し、ワイン生産を開始しました。彼は、1997年に、ケンダーマン・ワイナリーと合併することを決定し、この結果、ドイツで最大規模のワイン生産者の一つ、レー・ケンダーマン社がビンゲンに誕生しました。
レー・ケンダーマン社は、モーゼルの優良なリースリングの畑を自社畑に加えるとともに、ルーマニアでも自社畑を拡大し、2004年には、ワイン・ワールド誌によって『リースリング・ワイナリー・オブ・ザ・イヤー』に選ばれています。
2008年にはブラック・タワーの年間販売量が1,200万本に達するなど、レー・ケンダーマン社は、世界中で高い人気を誇るドイツワインの生産者として、家族経営の伝統を守りながら、成長を続けています。