歴史
フィレンツェから東南へ約120キロの距離にあるモンテプルチアーノの町は、500年以上にわたってイタリアを代表するワインをつくってきました。考古学的調査によれば、この地方では紀元前3〜4世紀にはすでにワイン造りが行われ、地元の人々が飲んでいたとされています。ルネッサンスの時代の書物には、この地方のワインは価値の高いものとして販売されていたと書かれていますし、イタリア中でワインが造られるようになってからも、モンテプルチアーノは、常に代表的な高品質ワインとして扱われてきました。明らかなことは、この地方の人々は、長年をかけてこの地のテロワールをとらえ、それを高品質ワインとして表現してきたということです。
サルケートの最も重要なブドウ畑であり、ワインの名前である“サルコ”を歴史的に検証してみると、“サルコ”は古代トスカーナの頃からこの地にあった柳の木を意味しています。そして、かつて数多くの柳が茂っていたワイナリーの敷地内を流れる小川の名前が、サルケートの名称の由来となっています。現在、敷地内でブドウ畑に適さない土壌の部分には、柳が植えられています。柳の樹は美しい風景を構成するだけでなく、その枝を燃料として使用できるので、将来的にはエネルギーを100%自給することを目指す、サルケートのグリーン・システムにも貢献しています。